浅草寺のにぎわいから一歩外れた、馬道通りの裏路地。観光客の流れから外れた静かな角に「らーめん渡邉」の暖簾が出る。2018年7月開店、店主は中華料理で腕を磨いた渡邉直通氏。看板は鶏白湯ラーメン。
「ニンニクはスープの繊細な味のバランスを崩してしまうので使いたくない」――店主の言葉どおり、にんにく不使用で組み立てる一杯は、鶏白湯の乳化と脂のバランスに全精度を傾ける構造になっている。中華料理出身の出汁感覚と、現代ラーメンの設計思想が一椀の中で結合しているのが、この店が支持される理由だ。
席はカウンター18席のみ、全席禁煙。月曜・金曜は20時まで、それ以外は22時まで通し営業。火曜定休。一人で立ち寄って、一杯にじっくり向き合うための店として、浅草の夜の選択肢に静かに加わっている。



