JRタワー展望室T38
JR札幌駅直結のJRタワー38階、地上約160mに位置する展望室で、ビルの高層展望室として札幌の街並みを360度見渡せる。入場受付はJRタワーイースト6階からで、駅から一度も外に出ずにたどり着けるため、夕方の冷えや雨を気にせず夜景の起点にできるのが大きな強みだ。日没前後の時間に合わせて上れば、碁盤の目に区切られた市街の灯りがひとつずつ点っていく様子を、面ガラス越しにゆっくり眺められる。営業時間や入場料は変更される場合があるため、訪問前に公式サイトでの確認を。
日が落ちかけた札幌駅前で、まず空の色が変わっていく。JRタワー展望室T38は地上約160m、窓の向こうで碁盤の目の街がひとつ、またひとつと窓灯りをともしていく瞬間を、ふたりで黙って眺めるのにちょうどいい高さだ。札幌中央区は札幌駅から大通、すすきのへと南北にまっすぐ通りが伸びていて、夜の見どころがその軸の上に素直に並ぶ。だからこの夜は、難しい乗り換えを考えずに灯りを継いで歩いていける。高い場所から街を見おろし、地上に降りてネオンの下を歩き、また高い場所へ上る——視点の高さを行き来するほど、同じ札幌の夜が違う表情で立ち上がってくる。終盤の藻岩山だけはこの軸を離れ、市電と無料シャトルバス、ロープウェイともーりすカーを乗り継ぐ少し長い移動になるが、その手間ごと夜のクライマックスだと思えばいい。山頂の営業開始時刻や上り最終便の時刻は季節で動くので、出発前に各施設の公式サイトでその日の運行を一度たしかめておくと、終盤で慌てずにすむ。
JRタワーT38で街が暮れる瞬間を見て、テレビ塔から大通公園の灯りを正面に。すすきの交差点のネオンを抜け、藻岩山の大夜景へ上り、最後は中島公園の水辺で静かに息を整える夜。
マチノワ編集部
順位ではなく、編集部が選んだ5スポットを順にご紹介します。日が落ちかけた札幌駅前で、まず空の色が変わっていく。JRタワー展望室T38は地上約160m、窓の向こうで碁盤の目の街がひとつ、またひとつと窓灯りをともしていく瞬間を、ふたりで黙って眺めるのにちょうどいい高さだ。札幌中央区は札幌駅から大通、すすきのへと南北にまっすぐ通りが伸びていて、夜の見どころがその軸の上に素直に並ぶ。だからこの夜は、難しい乗り換えを考えずに灯りを継いで歩いていける。高い場所から街を見おろし、地上に降りてネオンの下を歩き、また高い場所へ上る——視点の高さを行き来するほど、同じ札幌の夜が違う表情で立ち上がってくる。終盤の藻岩山だけはこの軸を離れ、市電と無料シャトルバス、ロープウェイともーりすカーを乗り継ぐ少し長い移動になるが、その手間ごと夜のクライマックスだと思えばいい。山頂の営業開始時刻や上り最終便の時刻は季節で動くので、出発前に各施設の公式サイトでその日の運行を一度たしかめておくと、終盤で慌てずにすむ。
JR札幌駅直結のJRタワー38階、地上約160mに位置する展望室で、ビルの高層展望室として札幌の街並みを360度見渡せる。入場受付はJRタワーイースト6階からで、駅から一度も外に出ずにたどり着けるため、夕方の冷えや雨を気にせず夜景の起点にできるのが大きな強みだ。日没前後の時間に合わせて上れば、碁盤の目に区切られた市街の灯りがひとつずつ点っていく様子を、面ガラス越しにゆっくり眺められる。営業時間や入場料は変更される場合があるため、訪問前に公式サイトでの確認を。
大通公園の東端に立つ高さ約147mの電波塔で、地上約90mの展望台からは、西へまっすぐ伸びる大通公園のイルミネーションや街路樹のラインを正面に見下ろせる。T38より低い分だけ街との距離が近く、人や車の動き、公園のベンチや噴水まで見えるのが、この塔ならではの眺めだ。札幌駅から大通までは地下歩行空間でつながっているので、テレビ塔の足元まで地上に出ずに移動でき、夜でも歩きやすい。料金や営業時間、最終入場の時刻は変更される場合があるため、訪問前に公式サイトでの確認を。
札幌駅前通と国道36号が交わるすすきの交差点は、ビルの壁面を彩るニッカウヰスキーの大看板が街のシンボルとして知られる場所だ。グラスと大麦の穂を手にした人物のネオンは背景の色が移り変わり、見上げるたびに表情を変えるため、札幌の夜らしい一枚を撮るならここが定番になる。交差点に面したココノススキノの2階屋外広場からは、雑踏の頭上に看板を見上げる構図で撮れるので、人混みを避けて落ち着いて写真を残したい2人に向く。地下鉄すすきの駅や市電すすきの電停のすぐそばで、次の藻岩山への市電にもそのまま乗り継げる。
標高531mの藻岩山の山頂に設けられた展望台で、市電「ロープウェイ入口」電停から無料シャトルバスと、ロープウェイおよび山頂直下を結ぶミニケーブルカー「もーりすカー」を乗り継いで到達する。眼下に石狩平野と札幌市街の光が大きく広がり、街なかの展望台では得られない奥行きのある夜景が楽しめるのが、この山ならではの魅力だ。山頂はデートの締めくくりにふさわしい眺めだが、その分だけ市電・ロープウェイの乗り継ぎ時間と、上り最終便の時刻に動線が左右される。営業開始時刻は季節で変わり(おおむね夏期10:30/冬期11:00)、上り最終便も決まっているため、出発前に必ず確認しておきたい。標高がある分、市街より体感気温が下がるため、夏でも一枚羽織るものを用意したい。運行時間・料金・整備休業の有無は変わることがあるため、訪問前に公式サイトでの確認を。
すすきのの南、地下鉄南北線「中島公園駅」のすぐそばに広がる都市公園で、菖蒲池を中心に木立と園路が整い、24時間出入りできる。ネオンの賑わいから歩いてすぐの場所に、水辺と静けさが残されているのがこの公園の対比的な魅力で、夜景めぐりで高ぶった気持ちを落ち着けて一日を締めるのに向く。秋の紅葉ライトアップや冬の「ゆきあかりin中島公園」など、季節ごとに夜の灯りの催しが開かれることもある。夜間は園内の照明が限られ足元が暗い区間もあるため、池沿いの主要な園路を選んでゆっくり歩きたい。催しの開催時期や時間は年によって変わるため、訪問前に公式の案内で確認を。
高い場所と歩く場所を行き来するうち、札幌の夜は一枚の地図のようにつながって見えてくる。マチノワ編集部
夕方、JRタワー展望室T38に上がるところから夜が始まる。約160mの窓辺で街が暮れていくのを見届けたら、駅前通の地下歩行空間を南へ。さっぽろテレビ塔の展望台に上れば、今度は大通公園の灯りが正面に低く広がって、さっきの高みとはまるで違う近さで街が見える。塔を降りてそのまま駅前通を下っていくと、すすきの交差点のニッカウヰスキーの大看板が頭上に現れる。ネオンを浴びて見上げるこの一枚は、撮っておくと夜の記念になる。ここから軸を離れ、市電で藻岩山のロープウェイ方面へ向かい、無料シャトルバスとロープウェイ・もーりすカーを乗り継いで山頂展望台へ。石狩平野まで届く大夜景が、この夜のいちばん高いところで待っている。山頂は市街よりぐっと冷えるから、夏でも羽織るものを一枚持っておくと景色をゆっくり味わえる。市電とタクシーで街に戻り、まだ歩く元気が残っていたら、最後は中島公園の水辺をゆっくり。賑わいの余韻を水面に落としながらクールダウンして、夜を閉じる。雨や強風で藻岩山の眺めが望めない日は、無理に上らずT38とテレビ塔の二つの屋内展望にじっくり時間を割き、すすきのは地下街でつなぐと、濡れずに夜景を楽しみ切れる。料金やロープウェイの運行は変わることがあるので、その日の最新は公式の案内で確かめてから出かけてほしい。