西院 わた邉
「西院 わた邉」は、日本料理の技法を持ちながら居酒屋として地元に根ざしている店だ。出汁を生かした小鉢や旬の魚介を使った一品を、日本酒と合わせると時間が止まる。観光帰りのやや疲れた体に、出汁の温かさが沁みる。席数が多くないため予約が無難だが、夜の早い時間に飛び込みで入れることもある。2軒目のイタリアンへ移行する前に、日本酒を1合ほどで切り上げるのがペース配分として正解だ。
京都市右京区の西院は、嵐山観光の帰り道に立ち寄れる位置にある。観光地から一本路地に入ると、学生と社会人が入り混じる普通の飲み屋街が現れる。「西院 わた邉」では日本料理の丁寧な一皿を居酒屋価格で楽しめ、「Osteria S.Puro」ではイタリアンの文法で右京区の食材と向き合える。嵐山で食べたのどかな食事とは異なる、夜の右京区の顔を2軒で体験するコースだ。阪急西院駅から近い両店は、夜の移動をほとんど意識させない。
嵐山の観光を終えた後、西院に来て地元の夜に混じる
マチノワ編集部
順位ではなく、編集部が選んだ2軒の名店を順にご紹介します。京都市右京区の西院は、嵐山観光の帰り道に立ち寄れる位置にある。観光地から一本路地に入ると、学生と社会人が入り混じる普通の飲み屋街が現れる。「西院 わた邉」では日本料理の丁寧な一皿を居酒屋価格で楽しめ、「Osteria S.Puro」ではイタリアンの文法で右京区の食材と向き合える。嵐山で食べたのどかな食事とは異なる、夜の右京区の顔を2軒で体験するコースだ。阪急西院駅から近い両店は、夜の移動をほとんど意識させない。
「西院 わた邉」は、日本料理の技法を持ちながら居酒屋として地元に根ざしている店だ。出汁を生かした小鉢や旬の魚介を使った一品を、日本酒と合わせると時間が止まる。観光帰りのやや疲れた体に、出汁の温かさが沁みる。席数が多くないため予約が無難だが、夜の早い時間に飛び込みで入れることもある。2軒目のイタリアンへ移行する前に、日本酒を1合ほどで切り上げるのがペース配分として正解だ。
右京区に構えるオステリア「S.Puro」。居酒屋の和の文脈からイタリアンへの移行は、一見ちぐはぐに見えて実は自然だ。出汁の余韻が残る口にパスタのオリーブオイルが加わると、食の視点がリセットされる。地元の食材をイタリアンの文法で解釈した皿が届く。グラスワインを一杯飲みながら、今夜の2軒を振り返る。京都の観光とは少し違う、右京区の実際の夜がここに集約されている。
観光地の外に、本物の夜がある。マチノワ編集部
右京区の2軒は、京都観光の延長線上にありながら、観光とは別の時間を作ってくれる。嵐山の昼から、西院の夜へ。このコントラストが京都旅の密度を高める。次に京都を訪れるとき、あえて下京区を外して西院を拠点にした夜を組んでみるのも一案だ。